ニンニク 保存食
ニンニクは常備しておくと、色々な料理に使えて便利ですが、
いつの間にか芽が伸びて、なかなか使い切るのが難しい食材でもあります
ニンニクを調味料などに漬け込んでおくことで、生でも保存期間が長くなり、
しかもニンニクに味がつくのでそのまま食べることができます。
さらに、ニンニクを漬けていた調味料には、ニンニクの香りが移っているので、
通常とはまた違った風味を楽しむことができます。
そんな一石二鳥のニンニクの保存食をご紹介します。
[ニンニク 保存食]
■ニンニク 保存食
ニンニクの保存食を作るのは、それほど難しくありません。
たくさんニンニクがある時は、少しずつ色々な調味料に漬け込んで、
その時によって使うニンニクの保存食を変えるのも面白そうです。
・醤油漬け
ニンニクの保存食の中で、もっともポピュラーなのが、醤油漬けです。
基本となる材料は、ニンニクと醤油だけです。
ニンニクの皮を剥いて硬いところを取り除き、消毒した瓶に入れます。
瓶に入れたニンニクが隠れる程度の醤油を入れ、冷暗所で保存します。
二日~三日も経てば、ニンニクに醤油の風味がしみてきますが、
1週間以上置いた方が味がなじんで良くなります。
漬け床は醤油オンリーではなく、みりんや砂糖を足したものや、
シソなどの香味野菜を一緒に入れてもおいしいです。
ただし、ニンニク以外のものを一緒に漬けると、
水分が出て保存期間が短くなることがあります。
少量だけ作って、早めに使い切るようにするのがお勧めです。
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・味噌漬け
醤油に並んで作りやすいのが、ニンニクの味噌漬けです。
味噌が冷蔵庫に常備されている方も多いでしょうから、試しやすいです。
こちらも作り方はとても簡単で、皮を剥いて硬い部分を取り除いたニンニクを、
タッパーなどの容器に入れ、それを埋めるように味噌を詰めます。
ニンニクが空気に触れないようにしておくことで、さらに保存性が高まります。
味噌だけで漬ける場合もありますが、
みりんや砂糖と味噌に混ぜておいたもので漬けるのもお勧めです。
みりんや砂糖によって甘みがつくことで、
ニンニクの尖った風味がまろやかになります。
また、ニンニクを漬けていた漬け床も、そのまま塗って焼きおにぎりにしたり、
ホイル焼きの味付けにしたりと、使える幅が広いです。
・キムチ漬け
キムチ漬けは、市販されているキムチの素を使うので、とても簡単です。
ただ、常備していない場合は、わざわざ購入する必要があるので、
思い立ってすぐに作るのは難しいかもしれません。
瓶やタッパーなどの容器に、皮を剥いて硬いところを取り除いたニンニクを入れ、
ニンニクが浸かるくらいキムチの素を入れます。
二日~三日ほど冷暗所に置き、漬かっていれば食べることができます。
キムチの素のピリッとした辛みと旨みが、ニンニクにもじんわりと染み込み、
とてもおいしくなります。
キムチの素の方も、ニンニクの強い香りが移っているので、
いつもよりパンチの効いた豚キムチなどを作ることができます。
・梅干し漬け
ニンニクと梅干しは、意外とおいしい組み合わせです。
どちらも疲労回復に効果がある食材なので、夏バテ予防も期待できます。
ニンニクは皮を剥いて硬いところを取り除いておき、
梅干しは種をはずしてペースト状にします。
梅干しは包丁でたたくか、フードプロセッサーなどを使ってペースト状にします。
そこに梅酢を加えますが、もしなければ米酢で構いません。
梅肉だけだと硬いので、酢を加えると柔らかくなりニンニクに絡みやすくなります。
梅肉とニンニクを和えて密閉容器に入れ、冷蔵庫に入れておきます。
1日経てば漬かっているので、食べることができます。
梅肉と酢だけでも良いですが、ここにかつお節を混ぜると、
さらにダシの風味が効いておいしくなります。
さらにめんつゆを混ぜる方法もあるので、お好みで調整してみてください。
・ハチミツ漬け
ニンニクはハチミツとの相性も良いです。
ハチミツで漬ければ、ハチミツの優しい甘さがニンニクに含まれ、
とても食べやすくなります。
ハチミツにはニンニクのエキスや風味がしみだし、
料理の甘味料として使えば、いつもとは違った味わいが楽しめます。
作り方もとても簡単で、皮を剥いて硬いところを取ったニンニクを容器に入れ、
ニンニクが隠れる程度にハチミツを入れるだけです。
あとは数日経てば、食べられるようになります。
*地植え、プランター栽培の方法をわかりやすく紹介しています。
・ニンニク 地植えの栽培
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