ジャンボニンニク
ジャンボニンニクは、ニンニクとついていますが、
実はニンニクではなく西洋ネギであるリーキの仲間です
育て方も特に難しいことがなく、見た目にもインパクトが強いので、
ニンニクとは少し違った風味で人気が高まっています。
「エレファントガーリック」とも呼ばれます。
ジャンボニンニクの特徴と栽培のコツをご紹介します。
[ジャンボニンニク]
■ジャンボニンニクの特徴
・色・形
ジャンボとついている通り、一般的なニンニクに比べると、とても大きいです。
球全体も大きいですが、鱗片1つ1つもとても大きく、1個でボリュームがあります。
普通のニンニクが1球で50gに対し、
ジャンボニンニクは鱗片1個で50gくらいあるので、でっかいです!
鱗片の形が、普通のニンニクよりもずんぐりむっくりとした形をしているので、
球全体もこんもりとした形をしていて、表面の皮が破れていることも多いです。
表面の皮を何枚か剥くと、
中から小さな茶色い種のようなものが出てくることがあります。
これは珠芽(しゅが)といって、自然薯などのむかごと同じようなものです。
この珠芽を土に埋めて育てると、
何年かかけてジャンボニンニクに育てることもできます。
・香りと味
ジャンボニンニクは、その大きさも特徴的ですが、
一般のニンニクと比べると、ニンニク特有の香りが少ないことも大きな特徴です。
ニンニクの独特な香りが、十分の一ほどと少ないため、
ニンニクの香りが苦手な方でも食べやすく臭いも残りにくいです。
鱗片がとても大きいため、球丸ごとを揚げたりする調理方法はもちろん、
鱗片1つだけを丸ごと揚げても食べ応えがあります。
香りがマイルドなのを利用して、
スープやサラダなどに香り付けとして使ってもおいしくいただけます。
生でも火を通しても食べられますし、
香りも味も強すぎないので、幅広い用途に使えます。
育て方は、一般的なニンニクとほぼ同じです。
ただ、鱗片1個が大きいことと、最終的に肥大した球もかなり大きくなるため、
株間を広くとる必要があります。
葉ニンニクや茎ニンニク(ニンニクの芽)として栽培することはほとんどありません。
球ニンニクとして栽培し、大きく育ったものを収穫・利用します。
■参考
・ニンニクの収穫時期
・ニンニク 収穫方法
・ニンニク栽培 北海道
・ジャンボニンニクの栽培