ニンニク 収穫 保存

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ニンニク 収穫 保存

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ニンニクを植え付け、半年以上かけて育てたものを収穫する時は、
期待で胸がいっぱい、とてもわくわくしますね

 

 

収穫適期をはずしてしまうと、期待通り育っていなかったり、
反対に育ち過ぎて、保存しにくく美味しさが失われてしまいます。

 

また、収穫適期にうまく収穫できたとしても、使い方に合った保存をしないと、
採れ立てのニンニクが、すぐに傷んでしまうことがあります。

 

分かりやすい収穫の目安と、その後の処理や保存方法をご紹介します。

 

 

[ニンニク 収穫 保存]

 

 

■ニンニクの収穫目安

 

ニンニクの収穫時期は、だいたい6月頃に集中しますが、
品種や地域によって前後します。

 

そのため、時期だけでなく、ニンニクの実際の状態を見ながら、
収穫するかどうかを決めることをお勧めします。

 

・葉の色を見る
ニンニクは、収穫適期が近づいてくると、自然と葉の色が黄色く変色してきます。
全体の3割~5割くらい変色したら、収穫の適期です。

 

・ニンニクのおしりを見る
実際に1株収穫して、おしり(鱗茎の尻部)の状態を見てから残りを収穫するのが良いです。

 

地上部の葉の色などではなく、地下の球の状態を実際に見るので、
目安としては、一番分かりやすいと思います。

 

実際に1株掘ってみて、球のおしりの状態を見ることで、適期かどうかが分かります。

 

◎おしりのチェック
1.ニンニクのおしりが出っ張っている時は、まだ少し収穫には早いようです。
2.ニンニクのおしりが平らか、ほんの少し凹んでいるくらいであれば、適期です。
3.ニンニクのおしりがかなり凹んでいる時は、時期としては少し遅いです。
4.おしりが凹んでいる時、特に肩のほうが割れたりしている場合は、
完全にとり遅れている状態です。

 

採り遅れては、販売したり誰かに差し上げるには、
球の色艶が鈍り見た目が悪く商品価値が下がりますが、
自分で消費する分には、特に問題はありません。

 

・マルチ栽培は1週間ほど早めに収穫 

マルチ栽培は、普通の栽培方法より生育が早まります。

葉の枯れるのも早く、球割れの時期も1週間ほど早まるので気をつけます。
>>ニンニクの収穫時期
>>ニンニク 収穫方法

 

 

■ニンニクの保存方法

 

ニンニクの収穫が終わったら、次は保存するための工程に入ります。

 

収穫したニンニクを、すぐに使い終える予定であれば、保存期間は短くてすみます。
株数が多ければ、一度に使い切れなくなるので、長期保存が必要になります。

保存期間が長いか短いかで、保存方法が少し異なるため、注意しましょう。

 

 

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収穫したらすぐに根を切ります

 

 

・収穫直後
晴れた日を狙って収穫した後、すぐに根を切ります。
根を残してしまうと、根が呼吸してしまい、鱗片が痩せてしまいます。

 

時間を置くと硬くなるので、乾く前にハサミなどを使って切っておきましょう。
その後、葉をつけた状態のままで、畑に半日~5日ほど置いて乾燥させます。

 

この時、マルチの上に置いてしまわないように注意しましょう。
マルチの上に置くと、マルチに光が当たり、高温になります。

 

その上に置かれたニンニクも高温になり、傷みが激しくなるので、
畑で乾燥させる時は、必ず土の上に置くようにします。

 

収穫した翌日に雨の心配がある時は、
午前中に収穫をして午後いっぱい乾燥させたら、
軒下など雨の当たらない場所に移動させます。

 

 


生ニンニク丸ごと焼きーニンニクを丸のまま電子レンジで2分、
上部を切ってホイルで包んでトースターで5分、美味しい!

 

 

・長期保存しない場合
市販されているニンニクは、長期保存が可能になるよう、
しっかりと乾燥させたものがほとんどです。

 

けれど、家庭菜園でニンニクを栽培したのであれば、
やはり味わってみたい! のが、乾燥をさせていない生のニンニクです。

 

育てているニンニクの株数が少ない場合や、
たくさん育てていても少量だけはすぐに使ってしまう予定の場合は、
あまり乾燥させずに生の状態を楽しむことができます。

 

乾燥させていない分、水分が多いので、
乾燥させたものに比べると、傷みやすくなります。

 

傷まないうちに使ってしまうことが前提なので、
不安な場合は長期保存用と同じように処理することをお勧めします。

 

畑で表面を乾燥させた後、葉を切って表面の皮も剥きます。
表面の皮を剥くことで、ついていた土も自然と取り除かれるので、
美しいニンニクの皮の色が見えるようになります。

 

この状態で、丸揚げにする場合などは、1株か2株ならすぐに使えます。
普通の料理に使うように、みじん切りやスライスにして、
少量ずつ楽しむ場合は、乾燥していないニンニクを新聞紙にくるみ、
それをビニールに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。

 

本来であれば、風通しの良い冷暗所に吊るすだけでも良いのですが、
乾燥をさせていないため、あまり乾かないようにする必要があります。

 

かといって湿度が高すぎると、
カビや腐敗の原因となるため、どちらもやりすぎは禁物です。

 

普通のものより水分が多いため、冷凍すると食感が変わる可能性があります。
高温に当たるとすぐに傷むので、冷蔵庫の野菜室くらいが適温でしょう。

 

 

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吊るす場所は、風通しがよく、雨の当たらない日陰が最適です

 

 

・長期保存する場合
畑で乾燥させた後、葉を切って表面の皮を剥いてキレイにします。
葉は必ずしも切る必要はありません。
長く残しておき、三つ編みにして吊るしておくこともできます。

 

葉を切った場合は、紐などで結んで吊るしましょう。
紐が結べないほど短く切った場合は、ネットなどに入れて吊るしても構いません。

 

吊るす時は、上下を逆さにしないように注意します。
害虫がニンニクの中に入り込んでしまっている場合、
虫は上に向かって進む習性があります。

 

ニンニクの上下を逆さまにしていると、害虫が中へ中へと進めるので、よくありません。
できるだけ上下が反対にならないよう、注意します。

 

吊るす場所は、風通しがよく、雨の当たらない日陰が最適です。
風通しが悪く、雨に当たると、乾燥している意味がなくなってしまいます。

日陰で乾燥させた後、少量であれば冷蔵庫で保存しておくことも可能です。

 

 

編んで吊るすのもおしゃれ

 

 

乾燥させたニンニクを冷蔵保存する場合は、湿気がこもらないよう、
紙袋に入れたり、新聞紙でくるんだりしたものを、野菜室に入れるようにします。

ビニールに入れると湿気がこもるので、避けるようにします。

 

乾燥させたものであれば、冷凍した後に調理に使っても、
味や香りが変わることが少ないので、冷凍保存もおすすめです。

 

冷凍保存をする場合は、皮を剥いて保存袋や容器に入れて、
冷凍庫に入れておきましょう。

 

十分に乾燥させたニンニクは、保管場所の環境が良ければ、
カビも生えず、傷みもせずに半年以上もちます。

 

初夏に収穫したニンニクを保存しておき、
その年の秋にそのニンニクを種球として植え付けることもできます。

>>生ニンニクの保存方法
>>ニンニクの保存方法 冷凍



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