ニンニク 植え付け時期
生ニンニク、家庭菜園ならではの美味しさ!
ニンニクは秋に植え付けをし、冬を越えて春を迎え、
ぐんぐん生長した球を初夏に収穫します。
ニンニクは、栽培時期が長いですが、手間があまりかからず、
家庭菜園でも気軽に試せて美味しい! と人気があります。
ニンニクを収穫するためには、まず植え付けをします。
正しい時期に植え付けを行うと、良質のニンニクを収穫できます。
ニンニクの一般的なニンニク栽培時期
[ニンニク 植え付け時期]
■地域による植え付け時期
同じ日本国内であっても、地域によって暖かいところから寒いところがあります。
種袋や苗についているタグに、暖地、中間地、寒冷地、
といったことが記載されていることがあります。
地域によって、植え付ける適期、栽培時期などが違うためです。
ニンニクも同じように、育てる地域によって植え付ける時期が少しずれます。
寒冷地の場合、他の地域に比べると夏が終わり、
涼しくなってきたなと感じてから寒くなるまでが早いです。
◎寒冷地
寒冷地向きの品種は、寒くなってくると休眠に入ります。
そのため、休眠に入るまでに根張りをしっかりさせ、
葉の枚数も確保しておかないと、春になってからの生育が悪くなります。
春以降の生育が悪くなれば、球の肥大も悪くなるので、
結果的に、収穫する量が減ったり、質の悪いニンニクしか収穫できなくなります。
寒冷地の場合、ニンニクの植え付けに適しているのは9月中旬~9月下旬までです。
植え付けの適期が短いので、植え忘れがないようにする必要があります。
うっかり植え付けを忘れていて、10月中旬頃に植え付けを行うと、
あまり根を張ることもできないままに休眠に入ってしまいます。
◎暖地・中間地
暖地や中間地であれば、だいたい9月下旬~10月が植え付け適期です。
それより早く植え付けることも不可能ではありませんが、
あまり暑い時期に植え付けると、土の中で鱗片が傷み腐ることがあります。
中間地や暖地では、寒冷地より寒くなるのが遅いため、
涼しくなってから植え付けを行っても問題ありません。
ただし、いくら寒冷地よりも遅めに植え付けられるからといっても、
あまりに遅く植え付けると順調に生育しなくなるので注意します。
収穫したい部位により植え付け時期が変わります、画像は行者ニンニク
■収穫物による植え付け時期
ニンニク栽培は、球、あるいは葉や茎(ニンニクの芽)を収穫するのかで、
植え付けの時期、栽培時期が多少変わってきます。
◎球ニンニク
球ニンニクを目的とする場合は、一般的な植え付け適期に植え付けます。
花茎をニンニクの芽として収穫するのを目的として栽培する場合は、
球ニンニクと同じで問題ありません。
花茎は越冬して春に出るので、球ニンニク栽培の副産物と考えていいでしょう。
ただし、品種によっては抽苔しにくいものもあるため、
ニンニクの芽が収穫できる品種を選びます。
◎葉ニンニク
葉ニンニクの場合、越冬してからの収穫にはなりますが、
球ニンニクのように球の肥大を待つ必要がないため、
植え付け適期から少し遅れてしまっても問題ありません。
葉ニンニクは、葉の数が5枚~6枚頃、草丈が30cmほどになったら収穫します。
そのため、早めに植え付けておくことで、年内収穫できる場合もあります。
その場合は、植え付け時に休眠を解いておく必要があります。
また、葉ニンニクに向いた品種があるので、そちらを利用すると良いでしょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培