ニンニク プランター 肥料
ニンニクはプランターでも栽培できます
ニンニクは根がそれほど張らず、栽培する時の株間もそれほど必要ないため、
地植えができない場所でも、プランターで栽培できます。
ベランダ菜園を楽しんでいる方や、菜園を作る庭があっても植えるスペースがない時などは、
プランター栽培がお勧めです。
省スペースで育てられるニンニクですが、プランター栽培をする時は、
肥料はどのようにすれば良いのでしょうか。
[ニンニク プランター 肥料]
■ニンニク プランター 肥料
ニンニクは、プランター栽培であっても、肥料を与える頻度などは、
地植えとそれほど変わりません。
ニンニクをプランターで育てる時の肥料についてまとめたので、参考にしてください。
・肥料を与えるタイミング
ニンニク栽培では、肥料が必要になるタイミングは3回です。
1回目は元肥として植え付け前に加えます。
2回目は植え付け後1ヶ月ほど経ってから与えます。
3回目は2月~3月に与えます。
以上の3回が基本のタイミングとなりますが、プランター栽培では、
この限りではありません。
プランターでニンニクを育てる時、プランターに入れる土は、
培養土を使用する場合が多いです。
培養土は、市販されている野菜用の培養土で十分ですが、
この培養土には、すでに元肥が加えられていることがほとんどです。
種まき・挿し木用の用土の場合は、無肥料である場合がありますが、
一般的な培養土の場合は、土の酸度は植物が育ちやすい状態に整えられ、
元肥も入っています。
そのため、プランター栽培で市販の培養土を使用する時は、
元肥は不要ということになるのです。
また、ニンニク栽培では、粒状の化成肥料を使う場合が多いですが、
プランター栽培の場合は、3回目の追肥に液体肥料を使うことがあります。
液体肥料は粒状の化成肥料よりも持続する期間が短いため、
何度か与える必要があります。
1週間か2週間ごとに、3月いっぱいの止め肥の時期まで与えます。
止め肥の時期を過ぎて肥料を与えると、病気のリスクが高くなり、
生育異常が起こる可能性も高くなるので、控えます。
生育状況や葉の色を観て、追肥を与えます
・肥料の与え方
元肥を省いた2回目と3回目の追肥の時、粒状の化成肥料を与えるのであれば、
株元にばらまきするだけで問題ありません。
粒状の肥料を、偏りがないようにパラパラと株元にまきます。
土の表面を少し耕してから追肥すれば、土に肥料がなじみやすくなるのでお勧めです。
与える肥料の量は、標準プランター1つにつき5g~7gが目安となります。
与える肥料が化成肥料ではなく、有機質肥料や有機質肥料と、
化成肥料を合わせたものの場合は、肥料の袋に記載されている分量を目安に与えます。
液体肥料を与える場合は、水代わりに与えて、
土全体が湿ってプランターの底から余分な水が出てくるまでたっぷり与えます。
液体肥料は、決められた濃度か、少し薄めに希釈して与えましょう。
肥料焼けの原因となるので、決して高濃度で与えてはいけません。
・肥料の種類
ニンニク栽培では、窒素・リン酸・カリが同等のものがお勧めです。
植え付けから1ヶ月後に与える肥料は、まだ地上部を育てるために、
三要素が同等のものを使い、年を越してから肥料は、球の肥大を促進させるため、
リン酸が少し多めのものを与えるという方法もあります。
大和 玉ねぎ・ネギ・ニンニクの肥料
また、市販されている肥料の中には、ニンニク専用の肥料というものも販売されています。
種類が多くてどれが良いか迷う場合は、そういった肥料を選ぶのも良いでしょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培