ニンニクの芽 収穫
ニンニクの芽、美味しいですね!
ニンニクを育てていると、ニンニクの芽(花茎)が出てくることがあります。
ニンニクの品種に関わらず、伸びてきた花茎を摘んで収穫すれば、
それはニンニクの芽として食べることができます。
出てきたニンニクの芽は、いつどのようにして収穫すれば良いのでしょうか。
[ニンニクの芽 収穫]
■ニンニクの芽の収穫時期
ニンニクの芽(花茎)が発生するのは、だいたい5月~6月頃です。
花茎はニンニクの品種によって、長く伸びるものと伸びないものがあります。
長く伸びる品種であれば、時期になって花茎が伸びてきたら、
20cm~30cmくらいの長さになるまで待ってから収穫します。
花茎があまりにも短いうちに収穫すると、
残しておく大切な葉や茎を傷めることがあるので、注意します。
収穫後のニンニクの芽 C)葉ニンニクのアースエイド
■ニンニクの芽の収穫方法
ニンニクの芽を収穫する時は、手で折って収穫します。
もちろんハサミでも切れますが、ニンニクの芽を収穫する時期は、
ニンニクにとってよくない病気が発生する時期でもあります。
収獲に使うハサミに病原菌が付着していると、
ニンニクの芽を切った時に感染し、発病する可能性が高くなります。
ニンニクの芽は、ほどよい硬さがあるため、手で簡単に折ることができます。
ポキッという感触とともに、キレイに折れるので、ハサミを使うよりもお勧めです。
また、収穫する時間帯は、できるだけ晴れた日の午前中にします。
ニンニクの芽を折った部分は、ニンニクにとっては傷口です。
雨や曇りの日は、傷口が乾燥しにくくなり、病気感染する可能性が高くなります。
また、午後からの収穫も、日が暮れるまでの時間が短く、
傷口の乾きが遅れる原因になるので、できれば避けるようにします。
冷凍保存もできます
■ニンニクの芽を収穫したら
ニンニクの芽を収穫したら、できるだけ早く消費します。
新鮮なうちの方が、風味が強くてみずみずしさもあり、食感も良いです。
少しの間であれば、冷蔵庫の野菜室で保存することもできます。
その際は、過度な乾燥と湿気に注意します。
乾燥するとしなびて食感が悪くなり、湿気が高すぎるとカビなどの原因になります。
まず湿気を防ぐために、キッチンペーパーや新聞紙などで包みます。
次にニンニクの芽の乾燥を防ぐために、
新聞紙ごとビニール袋、あるいはジッパー付きの保存袋やラップに包みます。
この状態で冷蔵庫の野菜室に入れ、保存しておきます。
保存の目安は、2日~3日くらいです。
もう少し長く保存したい場合は、冷凍ができます。
さっと茹でたニンニクの芽を冷水にとり、冷やして水気をふき取ってから、
保存袋に入れて冷凍します。
茹でた後に冷水で冷やすことで、色が悪くならずに済みます。
冷凍したニンニクの芽は、凍ったままスープの具にしたり、
半解凍状態で炒め物に使うことができます。
新鮮なうちに下処理をして冷凍しておけば、新鮮さも長持ちします。
ただ、いくら新鮮なうちに冷凍したとしても、
時間の経過とともに風味や食感の良さが失われます。
冷凍の場合でも、1ヶ月を目安に消費しましょう。
■参考
・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培