ニンニク 咳

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ニンニク 咳

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ニンニクを食べると、様々な効能が得られるので、とても注目されています。
食欲増進や疲労回復、抗酸化作用など、
健康に役立ちそうな効果がたくさんあります。

 

そんなニンニクが、実は咳にも効果があるのをご存知でしょうか。
ニンニクの咳への効果のヒミツと注意点をご紹介します。

 

 

 

[ニンニク 咳]

 

 

■ニンニクの咳止め効果

 

風邪を引いた時や、乾燥などで喉を傷めた時、
また喘息などによって、咳が出ることがあります。

 

少し咳が出る程度なら問題ありませんが、
ひどい咳が続く場合は、かなりつらいものがあります。

 

咳をする時には、意外と体力も奪われるため、
咳が出た時にはできるだけ早く止めたいものですね。

 

さまざまな効能を持つニンニクには、実は咳を止める効能もあるのです。
では、なぜニンニクが咳止めに効果があるのでしょうか。

 

・自律神経に働きかける
自律神経は、交感神経と副交感神経というものに分けられます。
交感神経は、体を活発に動かせるように作用するため、昼間に強くなります。

 

それに対して、副交感神経は、夜になると強くなり、
体をリラックスさせて回復を促す働きがあります。

 

夜に眠る時、リラックス状態を作って入眠しやすくなるよう、
副交感神経が強くなります。

 

これ自体は何も問題はないのですが、リラックス状態を作るために、
心拍数をやや下げたり、呼吸数を下げるため、気管が狭くなります。
そのため、咳が出やすくなるのです。

 

風邪をひいた時、喘息の発作が出る時、昼間は頻繁に咳が出なくても、
夜になると咳が出始めて止まらなくなった経験はありませんか?

 

夜に咳が出やすくなるのは、副交感神経が強まるのが原因だったのです。
これを打破するには、交感神経を強く働かせる必要があります。

 

ニンニクには、交感神経を刺激して、体を活発にする効果があります。
そのため、副交感神経が弱まり、咳が止まりやすくなるのです。

 

・気管を広げる
ニンニクには、気管を広げる効果があります。
そのため、気管が狭くなって咳が出ている時には、とても効果的です。

 

さらに、気管を広げることにより、痰を切る効果もあります。
痰を含んだつらい咳が続く時は、とても有効です。

 

 

 

 

■ニンニクを使った咳止め薬

 

ニンニクは、民間療法でもよく使われます。
その中でも、咳に効果のある薬の作り方をご紹介します。

 

・飲み薬
作り方はとても簡単です。
みじん切りにしたニンニクに、湯冷ましを注ぎます。
そのまま6時間置いたら、布巾などを使ってこします。
こした液体を3時間おきに飲めば、咳止めに効果的です。

 

・張り薬
胸に張る湿布薬の作り方です。
ニンニクをすりおろし、小麦粉と水を混ぜて練ったものに混ぜます。
それをガーゼの上に載せて薄くのばします。
肌に直接触れないよう、さらにガーゼをかぶせて湿布するだけです。

 

 

■ニンニクアレルギーに注意

 

咳止め効果のあるニンニクですが、
体質によっては、さらに咳がひどくなったり、咳が出始めることがあります。

 

実はニンニクアレルギーというものがあります。
ニンニクに対してアレルギー体質の人は、食べるだけでなく、
湿布を張ったり、強い香りを嗅いだだけでも、アレルギー反応が出る場合があります。

 

もし咳止めのためにニンニクを食べて、さらに咳がひどくなった場合や、
ニンニクを食べて激しい咳が出るようになった場合は、
医師に相談するようにしましょう。



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