ニンニク 薄皮
ニンニク 薄皮
ニンニクの鱗片の外側には、薄皮が必ずついています。
料理に使う時は、この薄皮を剥いて使うことが多いですが、
時には剥くのが面倒になることもあります。
この薄皮は必ず剥かなければならないのでしょうか?
[ニンニク 薄皮]
■ニンニクの薄皮の剥き方
ニンニクを料理に使う量は、普通なら1かけか2かけくらいのものです。
料理によっては、1玉丸ごと使うこともありますが、基本としては数かけでしょう。
たった数かけのニンニクなら、剥くのも簡単ですぐに終わりそうですが、
意外と剥きにくい時があり、そういった時はとても面倒に感じます。
冬は、もつ鍋にも活躍するニンニクです
手で剥くとストレスになることもあるので、
そんな時は簡単に皮が剥くことができる方法を試してみてください。
・皮ごと潰す
皮がついたままの状態で、ボウルや包丁などを使って潰すと、
皮が破れて皮が剥きやすくなります。
・振り回す
ボウルの中にニンニクを入れ、同じサイズのボウルを被せて思い切り振ると、
中のニンニクが壁に当たって皮が破れます。
・冷凍する
ニンニクの尖っているのとは反対側の硬い部分を切り落とし、
保存袋に入れて冷凍した後、解凍して剥く方法です。
・レンジにかける
鱗片ごとに分けたニンニクの硬い部分を切り落とし、レンジにかける方法です。
・便利グッズを使う
ニンニクなどの小さなものの皮を簡単に剥く、
シリコン製の手袋や筒の便利グッズがあります。
パール金属 便利小物 簡単ニンニク皮むき器 C-3602
■ニンニクの薄皮の栄養
ニンニクの薄皮は、料理をする時には邪魔な存在になることが多いですが、
実は栄養がたっぷりと含まれている部分でもあるのです。
普段食べているニンニクにも、
たくさんの栄養分が含まれていますし、抗酸化物質も含んでいます。
ところが、薄皮の方は、さらにたくさんの抗酸化物質を持っているというのです。
今までこれを捨てていたと思うともったいないように思えますが、
薄皮はとても繊維が強くて硬いので、いくら噛んでも飲み込めない感覚があり、
正直にいって食べやすいものではありません。
調理法によっていくぶん食べやすくなることもありますが、
それでも常食するのには向きません。
そこで注目なのが、ニンニクの薄皮を使ったお茶です。
タマネギの皮茶と同じ要領で、ニンニクの薄皮を使ってお茶を作るのです。
ニンニクの風味がするので、お茶というよりは極薄味のスープを飲んでいる味です。
ニンニクの薄皮の栄養をできるだけ摂取したいなら、お茶にしてみてください。
■ニンニクの薄皮をつけて調理する
ニンニク料理では、ニンニクの薄皮を剥くことが多いですが、
実は薄皮をつけたまま調理することもあるのをご存知でしょうか。
皮をつけたまま調理することで、中の水分が抜けるのを防ぐことができます。
オーブン焼きやホイル焼き、丸揚げをする時など、皮をつけたままで調理すると、
仕上がったニンニクは水分をたっぷりと含んだままになります。
ほくほくしっとりとした食感を楽しめます。
さらに丸揚げやオイル焼きなどをする時に皮がついたままにしておくと、
皮からもニンニクの香りが出るので、オイルに移る香りがとても強くなります。
こう考えると、普段はちょっと邪魔な存在になりがちな薄皮も、
利用価値が見出せそうです。