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ニンニクのしくみ|各部名称と特徴

読了までの目安時間:約 9分

 

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ニンニクのしくみ、各部位の名や特徴は、興味深いものです。

ニンニク栽培をする時に、各部の名称や特徴を知っておくと、
生育途中の変化に気づき育てやすくなるので、覚えると便利です。

 

 

[ニンニクのしくみ|各部名称と特徴]

 

 

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ニンニクのしくみ

 

 

■鱗茎(りんけい)

 

鱗茎は、鱗球とも呼ばれ、ニンニクの球そのもののことです。
鱗茎の中には、花茎(かけい)を中心に、
その周りに複数の鱗片がついています。

 

品種により、外側の皮が淡い褐色や白、ピンク色をしています。
ニンニクの花芽が分化し始めると、
2~3週間で葉鞘基部=後に鱗茎となる部分が肥大を始めます。

 

そのため、鱗茎をできるだけ肥大させるためには、
花茎に養分が回るのを絶ち、鱗茎に回すことがとても重要になるのです。

 

 

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鱗茎のしくみ

 

 

・花茎(かけい)
鱗茎の中心となっている花茎は、翌年に咲く予定の花芽ではなく、
収穫前に咲いた花の花茎の名残です。

 

花茎は盤茎(ばんけい)から伸びているため、
鱗茎肥大のために花芽を切り落としたとしても、
鱗茎の中には残っていることになります。

 

・鱗片(りんぺん)
鱗片の数は、品種によって数個~十数個とかなり幅があります。
大きさや色も品種によって違ってきます。

一般に、暖地向きの品種のほうが鱗片が多いです。

 

・盤茎(ばんけい)
鱗茎の底の部分で、根が伸びていたところです。
市販されているニンニクをひっくり返してみると、
ヘソのように丸くへこんだ部分があるのが分かると思います。
この部分が盤茎です。

 

 

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鱗片のしくみ

 

 

■鱗片(りんぺん)

 

鱗茎はほとんどのスペースを鱗片で埋めていますが、
この鱗片1つの中でも各部位に分かれています。

 

・貯蔵葉(ちょぞうよう)
ニンニクを調理する時に使う白い部分が貯蔵葉です。

葉という名前がついていますが、
この部分が実際に地上に芽として出ることはありません。

 

貯蔵葉の白い部分には養分が詰まっているため、
発芽葉が伸びる時の養分として消費されます。

 

・保護葉(ほごよう)
貯蔵葉の外側についている薄皮は、実は保護葉と呼ばれるものです。
名前の通り、ニンニクにとってとても大切な、
貯蔵葉と発芽葉を守る役目があります。

 

・発芽葉(はつがよう)
長い間ニンニクを放っておくと、芽が出てくることがあります。
そうでないものも、鱗片を切ってみると中心に緑色の部分があります。

 

この緑色の部分が発芽葉です。
休眠からさめると、この発芽葉が伸びて地上に出て、葉となります。

 

 

■葉

 

ニンニクの葉は、他のネギ類の植物と同様に、
葉鞘と葉身で構成されています。

 

どれも同じ葉のように見えますが、
葉の中も、発芽葉と普通葉という2種類に分かれています。

 

ニンニクの葉の長さや枚数は品種によって違いますが、
どの品種もたいてい平べったく長い形をしています。

 

・発芽葉
鱗片を土に植え付けた後、最初に出てくる葉のことです。
最初に出てくる葉だけを指す言葉なので、1株に1枚しかありません。

 

他の普通葉のように、地上に出て伸び続けることがほとんどなく、
5cm~10cmほどで止まります。

 

・普通葉
発芽葉より上に伸びた葉を普通葉と呼びます。
この普通葉が光合成をし、鱗茎を肥大させたり、
株全体を育てる養分を作っています。

 

そのため、葉の数はだいたい10枚~14枚ほどになりますが、
収穫までできるだけ葉を傷めずに多く残した方が、
大きいニンニクを収穫することができます。

 

ニンニクは葉から症状が出る病気や、葉を食害する害虫もいるので、
できるだけ残せるよう、異変がないかをよく観察して対応します。

 

・葉鞘(ようしょう)
株の中心に伸びる軸のようなものが葉鞘です。
葉鞘は葉を包む鞘(さや)のようになっていることからの名前です。

 

 

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花茎

 

 

■花茎(かけい)=とう

 

春になり暖かくなってくると、葉鞘の中心から、
にょきにょきと伸びてくるものがあります。
それが花茎です。

 

花茎の先端には、総苞と呼ばれる袋状のものがついていて、
それが裂けて花や珠芽(むかご)が露出します。

 

鱗茎を十分に肥大させるためには、
花茎は総苞が裂ける前に取り除く必要があります。 

取り除いた花茎は「ニンニクの芽」として食べることができます。

 

・総苞(そうほう)
花茎の先端についている袋状の部分全体のことです。

 

・小苞(しょうほう)
総苞のいわゆる皮の部分のみを指します。
花や珠芽(むかご)はこの小苞に包まれています。

 

 

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・花
ニンニクは、品種によりタマネギのような花を咲かせるもの、
咲かせないものがあります。

 

咲かせないものも、ネギ坊主のように咲かないだけで、
花はきちんと苞の中に入っています。

 

・珠芽(むかご)
珠芽は、品種によってはまったく入っていないことがあります。
小さなニンニクのような形をしています。

 

 

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ニンニクの根は大事に育てると高収穫になります

 

 

■根

ニンニクは、ほかのネギ類と同様、直根性ではありません。

ニンニクの根は、繊維根と呼ばれる白くて枝分かれの少ないものが、
盤茎から伸びてきます。

 

根は植え付け2週間後から冬前によく伸びるので、
越冬前によく根を張らせるようにし、
越冬後に順調に育てれば収穫の質と量が格段に良くなります。 

 

ニンニクの根の長さは10cm~30cmとあまり長くなく、
枝分かれも少ない上に柔らかいので、
移植や中耕によって傷がつくと回復が難しくなります。

 

また、根もそれほど深くまで張らないので、乾燥には少し弱いです。
鱗片を植え付けた後、1週間~2週間ほどは根の伸びもゆるやかです。

 

芽が出た頃も、貯蔵葉の養分を使って生育しますが、
貯蔵葉の養分が底をつく頃になると、
根も生育が活発になって養分や水分をよく吸い上げるようになります。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培
 

 

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ニンニク栽培の基本

ニンニク栽培 用土

読了までの目安時間:約 5分

 

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ニンニクが好む用土を作ると生育が違います

 

 

[ニンニク栽培 用土]

 

 

ニンニクを栽培する時の用土は、
どのようなものが適しているでしょうか。

 

地植えとプランター栽培の場合に、
ニンニクが元気に育つ用土をご紹介します。

 

 

■地植えの場合

 

地植えにする場合は、ニンニクを植え付ける、
2週間前までに土作りをしておくようにします。

 

2週間前までに済ませておくことにより、
堆肥や肥料などが土とよく馴染むようになります。

 

土は20cmほど掘り返し、堆肥や化成肥料、
苦土石灰加えてよく混ぜてから埋め戻して畝を作ります。

 

 

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地植えの土づくり

 

 

・完熟堆肥
ニンニク栽培をする土には、
必ず完熟した堆肥を使うようにします。

 

未熟な堆肥を使ってしまうと、土に混ぜた後も発酵を続け、
アンモニアガスや二酸化炭素を発生させてしまいます。

 

それらが発生すると、種球や根が傷んでしまい生育に大きく影響します。
堆肥は必ず完熟のものを使うようにしましょう。

 

また、堆肥を使うことにより、肥料効果がゆっくりと出ます。
ニンニクは栽培期間が長いため、
長期間緩やかに肥料が効いている方が、生育が良くなります。

使用する量は、1㎡あたり5握り~6握りくらいです。

 

・緩効性化成肥料
完熟堆肥だけでは不十分な肥料分を、
緩効性の化成肥料で補うようにします。

 

化成肥料には即効性のあるものと、
ゆっくり効く緩効性のものとがありますが、
必ず緩効性のものを選ぶようにしてください。
使用する量は、1㎡あたり大さじ7杯~8杯です。

 

・苦土石灰
ニンニクは酸性の土壌を嫌うと言われています。
苦土石灰を土に混ぜ込むことで、
酸性に傾いている土を中和することができます。

 

ニンニク栽培に適した酸度はpH6.0~pH6.5です。
使用する量は、1㎡あたり100gくらいです。

 

 

■プランター栽培の場合

 

プランターや鉢を使ってニンニクを栽培する場合、
地植えと違って市販の培養土を使うことができます。

 

ホームセンターや園芸店、インターネットで販売されている、
野菜用、あるいは園芸用の培養土を使えば、
容器に入れてそのまま使うことができるので便利です。

 

培養土の中には、ごくまれにpHの調整がされていないものや、
水はけの悪いもの、元肥の入っていないものなどがあるので、
購入する時に注意しましょう。

 

購入した後で気づいた場合は、苦土石灰を加えたり、
腐葉土を加えたりして土の状態を調整しましょう。

 

元肥が入っていない場合は、
緩効性の化成肥料を元肥として加えておくようにしましょう。

 

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ニンニク用土の配合

 

 

用土を自作する場合は、赤玉土小粒(黒土でもOK)を7割、
腐葉土を3割入れ、規定量の緩効性化成肥料を加えます。

 

ニンニク栽培用の肥料も販売されているので、
どのくらいの効果があるか試してみるのも面白いです。

>>ニンニクの種球、苗を各種見てみる
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