ニンニク 味噌汁
魚のあら汁、生臭いと感じる方は少しニンニクを
味噌汁は、物心ついた頃から口にしていたという方も多いでしょう。
成人しても、味噌汁を飲むことでほっとできる、ということもあります。
日本人になくてはならない味噌汁に、ニンニクを入れたことはありますか?
実は味噌汁にニンニクを入れると、意外とおいしいのです。
ニンニク入りの味噌汁は試したことがない、
という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
[ニンニク 味噌汁]
■ニンニクと味噌汁
心が落ち着く味噌汁と、パンチの効いたニンニクとでは、
まったく合わないような気がしますが、
この2つを合わせると、意外とおいしくなります。
味噌ラーメンを思い浮かべると、味の想像は簡単です。
ただ、味噌ラーメンと違うのは、
味噌汁は出汁が和風だしであることと、中華麺が入っていないことです。
純和風の味噌汁にニンニクを入れることで、
ご飯はもちろん、洋風のパンやうどんなどの、
麺類も合うようになるのですから、面白いです。
あさりの味噌汁にも合います
■ニンニク入り味噌汁のレシピ
では、実際にニンニク入りの味噌汁は、どのように作れば良いのでしょうか。
答えは、あまり深く考えないこと、です。
味噌汁の具には、野菜をはじめ、豆腐やわかめ、厚揚げや薄揚げ、
お肉など、様々なものが使えます。
これにニンニクを加えるだけなので、特に難しいことはありません。
ニンニクの形状によって、加えるタイミングやお勧めの下処理があるので、
それぞれご紹介していきます。
◎すりおろしニンニク入り味噌汁
一番簡単なのが、すりおろしニンニクを入れた味噌汁です。
皮を剥いてすりおろしたニンニクを、味噌汁の仕上げに加えるだけです。
ニンニクの風味が一番効いている味噌汁かもしれません。
すりおろしニンニクの入った味噌汁に、
すりおろしたショウガや刻んだネギを加えると、体がぽかぽかと温まります。
風邪気味で食欲が落ちている時などに食べれば、
体を温めてくれる上に体力回復まで期待できます。
ニンニクがない時でも、チューブのおろしニンニクを利用することもできます。
古いおろしニンニクのチューブを早く使いきりたい時にも使えるレシピです。
◎きざみニンニク入り味噌汁
みじん切りなどに刻んだニンニクを使う場合は、
一度油で炒めてから出汁を加えて他の具と煮ると美味でお勧めです。
仕上げに入れるおろしニンニクとは違い、ニンニク風味が出ているにも関わらず、
火にかけている時間が長いため、甘みが出てきます。
また一緒に入れた具にもニンニク風味がつくので、
全体的に味がまとまりやすいです。
仕上げにごま油やバターなんかを少量落とすのもお勧めです。
◎スライスニンニク入り味噌汁
皮を剥き芽を取り除いたニンニクを、スライスして味噌汁に使いたい場合は、
きざみニンニクと同様に、油で炒めるのがお勧めです。
少量のごま油やサラダ油でニンニクの香りを出してから、
他の具材を加えて炒め合わせます。
全体に油が回ったら出汁を加えて煮込みます。
ニンニクを炒めることで、香ばしさが加わって、さらに食欲をそそります。
豚汁など、肉が入る味噌汁にお勧めのレシピです。
豚汁、ニンニク入りは、温まります
◎丸ごとニンニク味噌汁
ニンニクを鱗片ごとに分け、皮を剥いた状態で切らずに、
味噌汁に入れたい場合は、できれば潰してから使います。
丸ごとのままでも火は通りますが、中心まで火を入れるには時間がかかります。
できるだけ短時間で、かつニンニクの香りを最大限に味噌汁に出したい場合は、
包丁の腹で潰したニンニクの方がお勧めです。
逆にニンニクの香りをあまり強く出したくない場合や、
煮込み時間が長くなっても、丸ごとのほくほく感を楽しみたい場合は、
潰さずに味噌汁に入れることもできます。
この場合、煮込み時間を短縮するために、
皮を剥いたニンニクをラップで包み、レンジに30秒ほどかけておくと、
火が通りやすくなります。
切らずに味噌汁の具として使う場合は、
そのまま出汁に入れて煮込むのも良いですし、
油で炒めて香りを出してから出汁を加えて他の材料と煮る、
という方法でもどちらでもおいしく食べられます。
あげとミズナ、シイタケの味噌汁も、ニンニク風味がおいしいです
*ニンニク味噌汁の詳細については、後にレシピでご紹介します。