ニンニク 栽培

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ニンニク栽培 品種

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今シーズン栽培予定のニンニク、菜園くらぶさんで購入(2015.08.29撮影)

 

 

ニンニクには、多くの品種があるので、
種球を購入するときに迷います。

 

スーパーで売られているニンニクは限られますが、
家庭菜園用の品種は、多様性に富んでいるのが嬉しいです。

 

ただし、暖地向きと寒冷地向きの品種があるので、
育てる環境に合わせて選ぶことを忘れないようにしましょう。

 

 

■寒冷地向き

 

青森や北海道など、寒い場所で栽培されていることが多い品種です。
ニンニクを代表するホワイト六片も寒冷地向きの品種です。

 

 

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ホワイト六片 1113円(税込)

 

 

・福地ホワイト六片
青森県福地村を原産としたニンニクで、
日本では一番メジャーな品種ではないでしょうか。

 

外側の皮も、中の鱗片も雪のように白いため、
福地ホワイトという名がつけられました。

 

「六片」とついていますが、必ずしも6つの鱗片ができるわけではなく、
育ててみると、6つ前後の鱗片ができます。

 

農家で栽培されている品種の中でも、人気のニンニクです。
園芸用に売られている種球でも、
ホワイト六片の名前を見ることが多いでしょう。

 

1片が大きく、味も辛みと甘みのバランスが良く、
香りもきつすぎることがないので、万人に好まれます。

 

・富良野
名前から分かる通り、北海道の富良野で栽培されている品種です。
ホワイト六片と同じ寒冷地向きの品種で、
見た目も白い薄皮に覆われているのでとても似ています。

 

ところが、外側の薄皮を一枚むくと、中は赤紫色をしています。
赤い皮をむくと鱗片は白いので、料理に色をつけてしまうことはありません。

鱗片の数は6つ前後です。

 

球ニンニク栽培以外にも、
葉ニンニクや茎ニンニクの栽培用としても適しています。

 

ホワイト六片に比べると少し小さめですが、味は濃厚で甘みがあります。
火を通した時のほくほくとした食感も魅力のひとつです。

 

・北海道在来
寒さの厳しい北海道で、古くから育てられてきた在来種のニンニクです。
富良野と同様に、一番外側の皮は白く、中はピンク色をしています。

 

けれどそのピンクの皮もむくと、中は白いニンニクになっています。
厳しい環境で生き抜いてきた品種のため、
とても生育が旺盛で栄養価も高いことが特徴です。

 

ニンニクの香り成分であるアリシンが、
通常のニンニクの1.4倍も含まれているため、
ニンニク特有の香りがとても強く、辛みも強いです。

 

 

■暖地向き

 

暖地向きの品種の中には、あまり聞きなれないものもあります。
一般の園芸店では取扱いのない品種もありますが、
早い時期ならネットで入手できる可能性があります。

 

・平戸ニンニク
暖地向きの品種の中では、大球に育ちます。
生育が旺盛で、草丈が1mほどにもなります。

 

鱗片の数は1球に8粒~10粒くらいです。
香りも味も柔らかいため、
ニンニクの臭いや辛みが少し苦手な人に向きます。

 

 

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長崎産早生 605円(税込)

 

 

・上海早生
上海早生は、九州や四国で主に栽培されている品種です。
一般的なニンニクよりも熟期が早くくるため、早くに収穫ができます。

 

皮も白く、ホワイト六片のように見栄えもしますが、
中の鱗片は12個前後に分かれているため、
鱗片1粒の大きさは寒冷地向き品種よりも小さいです。

 

球全体は直径が5cm~6cmで、重さが50g~70gになります。

味も香りもややマイルドで、火を通すと柔らかくなります。

 

・島ニンニク
沖縄で古くから栽培されているニンニクです。
表面の皮にはうっすらと赤紫の色が入っていますが、中は白いです。

 

球の大きさも小ぶりで、鱗片に分けるとさらに小さく感じます。
ところが、この小さな鱗片からは想像もできないほどの、
強い香りと辛みを持っているのが、島ニンニクの最大の特徴です。

 

見た目は小さくても、1粒でガッツリとニンニクの味と風味を楽しめます。

 

・遠州極早生
静岡県西部で、昔から栽培されてきた品種です。
極早生の名の通り、他の品種に比べて早くに収穫することができます。

 

表面の皮にもうっすら赤紫の色が入っていますが、
薄皮をめくるとさらに濃い色がついています。

 

その皮も取り除くと、白いニンニクが顔を出します。
球の大きさは小さめで、鱗片が12個前後と多いです。

味はマイルドで甘みがあるので、どんな料理にも合いそうです。

 

 

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紫々丸の種球

 

 

・紫々丸(ししまる)
名前に紫が入っている通り、鮮やかな赤紫をした表皮で覆われています。
見た目も小ぶりで、色もあいまってとてもかわいらしいです。

 

紫々丸の球は直径が5cm~6cm、重さが60g程度です。
鱗片1つ1つも小ぶりですが、1つの球に20個前後の鱗片がつきます。

 

暖地向きの極早生品種で、4月下旬頃から収穫適期に入ります。
花茎が葉鞘から出ない、不完全抽苔のタイプです。

 

葉鞘の途中で花茎の伸びが止まるため、止まったところに膨らみが見られます。
紫々丸は、収穫期が一般的なニンニクよりも早いため、

肥料を止める時期やトウ立ちの時期が異なります。

 

・壱州早生(いっしゅうわせ)

長崎県壱岐市が発症の暖地向き早生品種です。
見た目はホワイト六片などとよく似ていますが、

 

表皮が白に近い淡褐色をしています。
壱州早生の皮の中身は真っ白です。

 

球の大きさもホワイト六片と同じくらいですが、

中の鱗片は12個前後に分かれます。

 

そのため、1粒ずつの大きさは、

ホワイト六片に比べると小さくなります。

 

壱州早生は、一時期は生産者の減少から、生産量も減っていましたが、

現在はまた少しずつ生産者が増えてきているようです。

 

・沖縄早生

沖縄早生は、沖縄で栽培されている極早生の品種です。
栽培地が沖縄であることから、暖地向きですが、

他の暖地向き品種よりも早く収穫することができます。

 

一般的なニンニクは、冬に寒くなると生育と止め、休眠したようになります。
ところが、この沖縄早生は冬の間も生育し続けるため、

 

他の品種よりも早く収穫することができるのです。
表皮にはところどころピンクが入り、

 

皮をむいた中身は薄いピンク色をしています。
島ニンニクと同様に、沖縄早生の球も小ぶりで粒も小さめですが、

1球に12個前後の鱗片がつきます。

 

 

■変わり種

 

一般的なニンニクに比べ、とても大きい品種や、
ニンニク特有の香りが極端に少ない品種などがあります。

 

 

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ジャンボニンニク、今年も栽培します 1242円(税込)

 

 

・ジャンボニンニク
厳密に言うと、ジャンボニンニクはニンニクではなく、
リーキという西洋ネギの仲間になりますが、
見た目はニンニクそのものを大きくしたものです。

 

西洋ネギの仲間だからか、ニンニクよりも香りも味もマイルドです。
そのため、ニンニクの香りや味が苦手な人でも、
挑戦しやすいのではないでしょうか。

 

1粒1粒の大きさも大きく、
味も優しいので丸ごと調理しても楽しめます。

 

・無臭ニンニク
ジャンボニンニクと同様に、
とても大きいサイズのニンニクです。

 

ところが、一般的なニンニクに比べると、
特有の香りが14分の1程度しかありません。

 

香りの元であるアリシンの含有量が少ないかというと、
そういうわけではないそうです。

 

栄養面は変わらないのに、香りだけが少ない品種のため、
翌日の臭いが気になる時には嬉しい品種です。

 

 

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愛らしい形で人気です

 

 

・一片種
一片種は、普通のニンニクのように鱗片が分球せず、

皮の中には丸ごと1個のニンニクになっている品種の総称です。
1個の大きさは球ニンニクの1個には負けますが、1片と比べると大きいです。

 

真ん丸で形もかわいらしく、表皮には紫色が入るものが多いようです。
1片のみなので、皮がむきやすく調理しやすいのも魅力です。

 

他のニンニクに比べると、少し香りがマイルドですが、

旨みがぎゅっと詰まっています。

 

一片種は、プチニンニクとも呼ばれ、

中国の高山種ニンニクが多いそうです。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・行者ニンニク 栽培
・ニンニクの芽 栽培

 

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