ニンニク 分球しない

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ニンニク 分球しない

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ninnniku

今年栽培したニンニク種球

 

 

ニンニクは秋に植え付けをして、翌年の初夏頃に収穫となります。
中にはもっと早くに収穫できる品種もありますが、
基本的には寒冷地向け・暖地向けのどの品種も初夏頃の収穫です。

 

ニンニクは育てるのが難しくありませんが、栽培期間が少し長いため、
いざ収穫する時にはドキドキするものです。

 

ところが、実際に収穫すると、鱗片に割れているはずのニンニクが、
分球せずに1玉の状態でとれることがあります。

 

いかにもニンニクらしい状態の球ニンニクを期待していた分、
分球していないとガッカリしてしまいます。

 

では、どうして分球しなかったのでしょうか?

 

 

[ニンニク 分球しない]

 

 

■ニンニクの品種によるもの

 

ニンニクには色々な品種がありますが、
その中で順調に育っていたとしても、分球せずに収穫されるものがあります。

 

一片種ニンニクは、小さなタマネギのような状態で分球しません。

 

また、ジャンボニンニクが分球しないこともあります。
ジャンボニンニクは、正確にはニンニクの仲間ではなく、西洋ネギの仲間です。

 

その影響もあるのか、分球せずに生育を終えることが時々あります。
たくさんのジャンボニンニクを育てていて、

 

すべてが分球せずに収穫されることは稀ですが、
いくつかが分球せずに収穫されることはあります。

 

分球はしていないものの、球の部分は肥大しているため、
ちょうど巨大な一片ニンニクのような姿で収穫されます。

 

ジャンボニンニクの中には、薄皮の内側に、
茶色っぽい皮に包まれた小さなイボのようなものがついていることがあります。

 

これを植え付けて育てると、何年か時間はかかりますが、
ジャンボニンニクとして収穫されます。

 

この小さなイボは、1年で一般的なジャンボニンニクのようにはならず、
収穫するまで何年かかかります。

 

1年目や2年目は、一片ニンニクのような、
分球していない状態で収穫されることが多いのが特徴です。

 

ジャンボニンニクの場合、育て方が悪かったとか、
病気にかかっていたということが原因で、分球しないわけではありません。

 

ちょっと大きくてびっくりしますが、
一片ニンニクのような形をしたジャンボニンニクは、
そのまま料理に使って食べることができます。

 

 

Jumboninnniku

ジャンボニンニクの種球、大きい!

 

 

■収穫が早かったため

 

ニンニクが分球を始めるのは、植え付けてからしばらく経ってからです。
収穫が初夏頃の標準的なニンニクであれば、
だいたい4月頃に分球が始まります。

 

つまり、4月頃よりも前に抜いてしまうと、分球しないということになります。

 

スペースを空けたいなど、葉が黄変していないのに引き抜いた場合には、
分球していないということになります。

 

また、葉が黄変したから抜いたけれど分球していなかった場合、
抜いた時期が早ければ、分球前に枯れかけてしまっているということになります。

 

また春以降に病気にかかった株は、
時折葉が急速に黄変して枯れてしまうことがあります。

 

それを収穫サインと間違った場合、ニンニクを抜いても分球はしていません。
初夏頃に抜いたけれど分球していなかったという場合は、

 

栽培環境やもともと株が弱かったなどの理由で、
軟弱に育ってしまっていた可能性があります。

 

弱々しく小さな状態で、葉鞘も太らず葉数も少なかったものは、
収穫適期に葉が黄変して抜いたとしても、分球していないことがあります。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
・行者ニンニク 栽培



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ニンニク栽培 Q&A

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