行者ニンニク

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行者ニンニク

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天ぷらにしたら美味でした!

 

 

行者ニンニクの名前は知っているが、
見たことがないというかたも多いでしょう。

 

北海道で有名な山菜の一つなので、
一般的に見かける球ニンニクとはまったく別のものです。
山菜なので山の中に自生していることが多い植物です。

 

ニンニクではないのにニンニクと呼ばれる行者ニンニクとは、
どのようなものなのでしょうか。

 

 

[行者ニンニク]

 

 

■行者ニンニクの特徴

 

・色・形
農家が栽培して「行者ニンニク」という食用の商品として出荷しているものは、
アスパラや伸びかけたネギやニラのような姿をしています。

 

本来であれば、軸から伸びた葉が広がり、スズランのような形になります。
スズランの葉の形と似ていて、行者ニンニクと間違えてスズランの葉を食べ、
中毒を起こすこともあり、注意が必要です。

 

地際に近い部分の軸は、少し赤紫色になっていて、
葉の緑と軸の薄い緑~白っぽい色とのコントラストも美しい植物です。

 

行者ニンニクはとても生長が遅い植物ですが、
何年も育てていると花を咲かせるようになります。

 

花はニラと似たような形をしていて、
長い花茎の先端に、白い小花が球状に集まります。

 

花の後には種ができ、種は熟すと黒くなり、
小さな袋がはじけて外に飛び出す仕組みになっています。

 

 

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芽吹く行者ニンニク

 

 

・香りと味
行者ニンニクと混同されやすいのが、葉ニンニクです。
球ニンニクの鱗片をばらして植え、
伸びてきた葉を刈り取って食用とするのが葉ニンニクです。

 

葉ニンニクは、どちらかというと幅の広いニラといった姿をしているため、
行者ニンニクと比べると細い葉をしています。

 

行者ニンニクは、さすがにニンニクと名づけられるだけあり、
味も香りもニンニクそっくりです。

 

状態の良いものであれば、葉ニンニクよりも香りも味も濃厚になります。
ニンニクの香りの元となるアリシンという成分が、
行者ニンニクはたくさん含まれています。

 

そのため、行者ニンニクはニンニクと同じか、
それ以上に濃い味と香りを楽しむことができます。

 

基本的には、油で炒めたり、天ぷら、軽く茹でたものを和え物にしたり、
汁の実、醤油漬けなどにして食べることができます。

 

生食もできますが、少し食感がごわつくことがあるので、
軽くでも火を通した方が食べやすくなります。

 

また、行者ニンニクは、葉があまり開いていない状態で収穫し、調理します。
若い葉の方が柔らかく食べやすいですが、
多少葉が開いたものでも、食べるのに問題はありません。

 

 

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行者ニンニクは、半日蔭を好みます

 

 

■行者ニンニクの栽培のコツ

 

球ニンニクであれば、秋に植えた鱗片を翌年の初夏に収穫します。
ところが、行者ニンニクは種から育てると、収穫までに5年ほどかかります。

 

株が充実するまでは、収穫できる量もとても少ないため、
7年や8年ほどすでに栽培してある苗を購入して育てると、
すぐに収穫して楽しむことができます。

 

行者ニンニクは、球ニンニクとは、栽培環境も育て方も違うので注意します。
暖地でも中間地でも寒冷地でも栽培はできますが、
中間地や暖地では夏越しに注意します。

 

行者ニンニクは寒さに強く、夏は少々苦手です。
半日陰で西日の当たらない、風通しの良い涼しい場所で夏を越すようにします。

 

この夏の間や秋口に乾燥させすぎると、
根が傷んで枯れることが多くなるので、土の乾燥には注意します。

 

冬は地上部が枯れることがほとんどですが、
根は生きていて、地中で冬が過ぎるのをじっと待っています。

 

軸の太さが鉛筆より太くなったら、収穫ができるようになります。
ただし、すべての葉を刈り取ってしまうと、株が著しく弱ってしまい、
翌年まで生き残ることができなくなります。

 

収穫時は、刈り取って収穫するのは全体の三分の一程度にとどめ、
あとは残して株の養生のために使います。

 

また、収穫する時は、地際の軸を数センチ残して刈り取ります。
少し軸を残すことで、地際きっちりまで刈り取るよりも株の回復が早くなります。

 

行者ニンニクの栽培は、環境に注意すればそれほど難しいものではありません。
ただし、毎年量を減らさず、株も弱らないように加減するのが難しいです。

 

■参考

・ニンニク 地植えの栽培
・ニンニク プランターの栽培
・ジャンボニンニクの栽培
・ニンニクの芽 栽培
◎行者ニンニク 栽培



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